北国の冬を乗り越える、実生からの庭づくり
北国の東北で庭作りを始めるに当たり、最初に意識したのは「この土地の冬を無事に越えられるか?」ということでした。東北地方は冬の寒さが厳しく、時によっては長い間雪に覆われることもあります。
ネットには北国の情報が少ないよね
書籍やインターネットでは暖かい地方の情報が多く、「育てやすい」「初心者向け」と紹介されている植物でも、園芸店で購入し栽培してみても冬の寒さや霜、凍結によって枯れるものが多く、北国で庭作りを楽しむためには、まず気候との相性を知る必要がありました。
苗って買うと高いけど実生ならいけるよね
そこで、失敗したときの負担を軽くするために種から育てる方法を試しました。実生であれば数多くの苗が得られ、種類も多く育てることができます。多少失敗しても負担が少なく気軽に試せるのが大きなメリットです。
まずは、デカくするよりも冬越しだな
情報だけでは判断できない部分が多いので、環境が似ている周辺の野山で見かけるものを中心に、寒さに比較的強いとされるものを選び、立派に育てることよりも冬を越せるかどうかを目的にしました。
適当、適当、秋に撒いとけば春には出るさ
播種の方法も採ったら蒔く赤玉土小粒への「採り蒔き」を基本にし、冬も特別な管理はせずに自然に近い環境で育苗し、水やりも肥料も控えめにしました。多少厳しい環境で育った方が寒さに耐えやすいのではないかという考えもありましたが、言うなれば適当です。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、苗なんて幾らでもあるもんね
苗の本数も確保できるので、地植えや鉢植え、風当たりの強く寒い場所、日向で比較的暖かな場所など、植える環境も分けて様子を見ました。冬の間は特別な防寒対策は行わず、それぞれの環境でどうなるのかを観察しました。
春になると、何事もなかったように芽吹くものがある一方で、完全に枯れてしまったものもありました。当然の結果ではあるものの、同じ種類であっても場所や管理方法の違いで差が出ることが分かりました。
終わり良ければすべて良し、結果がすべてさ
枯れた植物を見ると残念な気持ちにはなりますが、寒い東北の冬に耐えられなかったという事実は、今後の庭作りにおいて重要な判断材料になり決して無駄にはなりません。逆に何事もなく冬を越した植物は、この土地で育て続けられる可能性が高いと言うことになります。
実生から始まる、未来の輝ける庭づくり(大袈裟?)
実生から始める方法は、費用を抑えながら土地との相性を見極めるのに有効であり、時間は掛かりますが失敗を含めた経験が確実に蓄積されます。現在は、実際に冬を越した植物を中心に庭の構成を考え少しずつ進めています。
北国で庭作りを始める方にとっては、書籍やインターネットに頼るよりも自分で試しながら観察し選びながら進める方法が、遠回りのようでいて実は最も確実な近道なのではないかと感じています。
わたしは植物学者でも何でもありませんので、記述に間違いがあったら大目に見てください。コメントで指摘していただければ、いつかは修正したいと思います。
